人材サービス業界の動向と転職適齢期(1)
こんにちは。
あなたの右うで、足立です。
この世の中は極めてシンプルである。ただ、あなたが複雑にしているたけなのだ。
by アドラー
要は、考え方次第ということでしょうか。
過去や現実の出来事に、どんな意味づけをするかによって、私たちの思考は大きく変わります。
たしかに、私たちは様々な出来事に対して自分なりの意味づけをし、喜んだり悔やんだりと思考を巡らせますよね。
ここで大切なのは、この『思考の迷走』により、今この瞬間への取組みや次への行動が停止したり遅れてしまうこと。
思い込みや他者との比較は捨て、起きた事をただ『事実、経験』として受け取り、思考の迷走から今へ戻りましょう。
今日は
・人材サービス業界の動向
・中高年の転職適齢期
という事についてお話します。
<人材サービス業の動向>
私は毎朝電車で通勤しておりまして、だいたいいつもドア近くの定位置に乗っています。
視線は、外の風景を見たり車内を見たりなのですが、最近特に気付くことがあります。
ドアの狭いスペースに小さな広告があるのですが、転職を中心とした人材サービスの広告が、なんと多い事!
リクルートやマイナビといった日本ではおなじみの会社に加えて、エンなどの外資系のものや新設の中堅エージェントなどなど。
日本では、リクルートやマイナビなどの大手が市場を凌駕していて、今更入り込む余地などないかと思いきや、外資が参入してきたり新たな創業があったりと、人材サービス業界は活況のようですね。
私は、人材採用を担当しているのですが、毎日のように人材サービス会社から営業の電話があり、時にはNOアポで訪問してくる場合もあります。
「とにかく名刺交換だけでも」と、結構強引な営業ですが、よほど激しい競争になっているんでしょうね。
このような状況からみて、人材サービス業界というのは相当活況なようなのですが、それもそのはず、有効求人倍率は1を切り、まさに売り手市場となっているようです。
特に、「転職市場」においては、より好条件の仕事を求める応募者と、即戦力を求める企業の双方のニーズがマッチし、
・応募者の立場からすると、より取り見取りで応募できる
・採用者の立場からすると、なかなか応募してもらえない
といった、状況なのではないでしょうか。
まさに応募者にとってとても有利な環境に見えるのですが、ここ浮かれてしまってはいけません。
わたしは、このような市場を創り出している一つ立役者は、「人材サービス業界」そのものなのではないかと感じることがあります。
テレビCMなどでも、必要以上に転職をあおっているかのようにもみえますよね。
それもそのはず。
人材サービス業界は、主に「人材派遣」、「人材紹介」、「人材広告」、「業務請負」といったビジネス分野があり、ここに多くの企業が群がっています。
特に広告業界などは、すごいですよね。まさに、私が毎朝電車でみる広告やテレビCMなどもここに入るのでしょうが、広告代理店などもかなり潤っているようです。
そしてこの市場規模は、なんと「8兆円」。
これは、介護サービスや電子部品・デバイス市場をも超える規模なのです。
私たちが働いて生み出す商品や生産の市場規模よりも、私たち自身が流動化して生まれる市場の方がおおきいなんて、なんだか変な感じですよね。
ある意味、「あなた自身が商品」なのかもしれません。
しかし、あなたはこんな企業の「食い物」なってしまってはいけません。
自分自身の「価値」を認識し、自分自身が満足できる仕事、働き方を求めて活動するべきなのです。
そう、決して人材サービスエージェントの都合のいい転職をさせられないように、です。
そのためどうするのかについて、引き続き考えてきましょう。
そのためにも、自分自身のビジネスモデルを創りあげましょう!
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ザ・コヒーレント(coherent)
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