転職最前線!、現役採用担当者が教える40代からの仕事探し。「求人倍率、1・54倍に上昇」とのことですが。。。
今朝に日経ニュース速報です。地域ニュースではありますが、「求人倍率、1・54倍に上昇 製造業けん引」との情報が流れてきました。
静岡労働局が発表したものです。
静岡県内の5月の有効求人倍率は前月比0.03ポイント上昇して1.54倍だった。全国平均1.49倍を、3カ月連続で全国平均を上回ったとのことです。
特に、自動車関連など製造業の求人がけん引しているようですが、一方で、宿泊・飲食サービス業など個人消費が関連する業種では芳しくないとのこと。やはり、企業や業界の業績に直結しているようですね。
日経ニュースでは次のように伝えられています。
新規求人倍率は0.08ポイント上昇して2.38倍だった。0.18ポイント上昇の2.31倍だった全国平均を5カ月連続で上回った。有効求職者数が1%減った一方で有効求人数が1%増え、有効求人倍率は3カ月連続で増えた。
産業別の新規求人数(実数値)では製造業全体で前年同月比で18%増、建設業が12%増となり全体をけん引した。職業紹介・労働者派遣業も38%伸びた。製造業の中では輸送用機械器具製造業が33%増と大幅に伸びた。
一方、食料品製造業が7%減り、4カ月連続の減少となった。コンビニ向けの総菜などの求人が増えていないという。宿泊・飲食サービス業でも10%減り、卸売・小売業は1%増と微増の水準にとどまった。
正社員有効求人倍率は前年同月比0.15ポイント上昇の0.97倍だった。0.12ポイント上昇の0.91倍だった全国平均を7カ月連続で上回った。
しかし、自動車等の比較的高価な商品を製造する企業の業績が好調で、宿泊。飲食といった庶民的なサービスの業績は低迷しているとのことですから、消費者側の傾向としても、貧富の格差がますます拡大しているとも言えます。
そして、求人倍率は高いとしても、いざそこへ就職してみると、必ずしも賃金が高いわけではありませんので、「製造業の業績は好調だが、消費者視点での景気は向上しているとは感じられない」等、ゆがんだ状況になっているのではないでしょうか?
これでは手放しで「求人倍率、1・54倍に上昇」を喜ぶ訳にはいきませんよね。
低賃金の募集に惑わされることなく、あなたのスキルと強みを生かして、満足のいく仕事探しを進めましょう。
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