有効求人倍率1.43倍!。世の中本当に人材不足?
おはようございます。
中高年の転職・再就職を成功に導く専門家、「転職の右うで」、足立和明(あだちかずあき)です。
世の中、好景気で人材不足と言われているようですが、あなたの周りはいかがでしょうか?。
私は現在採用担当者として、日々人材採用に奮闘していますが、確かに昨年とは状況が変わってきているような気がします。
今日は、有効求人倍率や人材サービス市場の状況について考察してみたいと思います。
まずは、国の発表する「有効求人倍率」という指標。
2月は横ばいの1.43倍ということでした。
横ばいといっても、「1.43倍」ということで、求職者1人に対して1社以上の求人があるということですから、
・求職者にとっては好ましい状況
・採用者にとってはなかな人が集まらない
といった状況と言えます。
確かに、私が採用活動でお付き合いのある大手の人材エージェントや公的機関の状況は、昨年と比べて大幅に人材提案人数が減ってきています。
特に、企業が人材を放出する際に利用する「再就職支援」というサービスに至っては、全く人材提案がありません。
これは、企業がお金をかけてまで人材を手放す必要がないということですから、企業業績は明らかに改善されているんでしょうね。
一方で、次のような状況も見え隠れします。
(1)求職者独自で転職サービスデータベースに登録し、転職の機会を探す人材は横ばい
(2)マンション管理や警備といった人材需要は豊富で、多くの中高年が応募し採用されている
このような状況から推測できるのは、次にような二極化なのではないでしょうか?
(1)現在在籍している企業からは離れられないものの、何らかの不満や不安を抱え、機会があれば転職したいと考えている。
又は、いざという時のために、転職市場での自分の価値を測っている
(2)収入の低下やリストラのため、やむなく手っ取り早い仕事に飛びついている
この予想が当たっているとすると、「有効求人倍率、2月は横ばいの1.43倍」というのは手放しで喜べるものではありませんね。
あなたの考えている次なるキャリアとはどんなものでしょうか?
上記の二つの予測が少なからずともあたっているのであれば、もう一度じっくりあなたの次なるキャリアについて考えて、そこに向かうための行動を起こしてみてはいかがでしょうか?
そのような行動を支え、後押ししてくれる仲間や場はたくさんあります。