『あなたの右うで』 50歳〜60歳の転職・再就職を成功に導くブログ

年間200人以上の採用面接を行った実績から、50歳以上の転職・再就職を成功に導く専門家。『あなたの右うで』

40歳以上の転職がなぜ失敗するのかご存知ですか?。現役採用担当者が教える転職サイトの活用方法はこれだ!

40歳を超えてからの転職は一段と厳しくなり、失敗する可能性が高くなると言われています。

あなたはこの原因をご存知でしょうか?

特に50代後半~60代にとっての仕事探しは、応募者本人の生活にも直結する深刻な

問題にもなります。

 

そこで、中高年層jの転職や再就職といった「仕事探し」のポイントを調べてみました。

 

現役の採用担当者として、日々採用業務(書類選考、面接)を行う中で、40歳を

超えてからの転職活動で大切なポイントが見えてきました。

それは次の3つ。

 

  • あなたの人脈を活用する
  • 転職サイトを活用する
  • これからのキャリアに合った業種・職種を選択する

この3つのポイントを押さえることで、あなたに合った仕事に出会い、充実した仕事人生を

送れるようになります。

 

それでは、失敗しない転職(仕事探し)を実現するためにのポイントを見ていきましょう。

 

1.あなたの人脈を活用する

個人的な人脈で望む企業や業界に転職・再就職できるのであれば、これはベストですよね。
あなたの事をよく理解していてくれる知り合いが仲介し話を繋いでくれるのであれば、企業の安心感も高く比較的スムーズに転職活動をすすめることができます。

 

実は私も、これまでの3回の転職の内の2回はこのパターンでした。

 

しかし、あなたの希望やタイミングがマッチして人脈を活用できる機会に出会えるのは稀ですよね。

 

そこで重要となるのが「人材サービス」です。いわゆる転職サイトの活用になります。

 

2.転職サイトを活用する

TVコマーシャルや電車の広告でもよく見かける「リクルート」、「マイナビ」や「ビズリーチ」などがこれにあたります。

 

さて、このような「人材サービス業界」とはいったいどのような業界なんでしょうか。

早速、「人材ビジネスの動向とカラクリ」という本を買って調べてみました。

 

2.1 人材サービス業界の特徴

主な特徴は次の通りです。

  • 業界の市場規模:売上ベースで9兆円。介護サービスや電子部品業界を凌ぐ規模
    ⇒成功報酬:転職が成功したら、求人企業は年収の3割を支払う(ほとんどの求人企業が利用している
    ⇒登録料:エージェント(コンサルタント)に対して、求人者が手数料を支払う
  • 取扱い規模:年間約800万人の求人を扱い、約500万人が転職、再就職している
  • 日本の労働人口:約6600万人(2016年度)の内、12%の労働者が利用している

 

知らぬ間にこんな巨大産業に発展していたんですね。

 

それもそのはず、求人したい企業だけでなく、リストラしたい企業もこれらの人材サービス業を利用して、自社の社員の転職先を探してもらっているのです。

労働者の意思や企業の意図が入り乱れた、とても不思議な産業ですよね。

 

このような巨大市場ですから、これを利用しる利用者(求職者)が多いと共に求人企業も多く、あなたの希望する業界、職種、企業に出会える可能性が高いのです。
これを活用しない手はありませんよね。 

2.2 人材サービス業界のモデル

では、この「人材サービス業界」のビジネスモデルはどんなものなのでしょうか。

 

一般的には、次のような4つのモデルに整理されています。

  • モデル1:求人広告型-人材登録し、求人企業の広告を見て直接応募する形態
  • モデル2:職業紹介型-人材登録し、コンサルタントを通して紹介される求人企業へ応募する形態
  • モデル3:人材派遣型-いわゆる人材派遣で、あなたのスキルに応じて即戦力となります
  • モデル4:請負業務型-少しなじみが薄いですが、企業からある業務を一括請負した会社へ勤務する携帯

 

転職、再就職の際の適したサービスモデルは(1)、(2)で数百万人の利用者がいると言われています。

 

これらのサービスではITが進んでおり、人材サービス会社が提供する転職サイトサイトを中心に展開されます。

 

 <求人広告型での人材マッチングの流れ>

 

  • 人材を求める企業は、WEBサイトに求人広告を出す
  • 求職者はWEBサイトへ人材登録する
  • 企業の採用担当者が求職者を検索しスカウトする
  • 求職者が企業広告を検索し、応募する

 

<職業紹介型での人材マッチングの流れ>

  • 人材を求める企業は、人材サービス会社へに求人登録する
  • 求職者はWEBサイトへ人材登録する
  • 人材サービス企業のコンサルタントが、求職者と求人企業をマッチングさせる

 

「求人広告型」と「職業紹介型」の主な違いは、コンサルタント(人手)を経由するかどうかですね。

 

求職者にとってはどちらのモデルでもコストがかからず、ほとんどの場合は求人企業が成功報酬を支払います。

 

・求人登録者は数百万人
・求人企業数は数万社
・成功報酬は約500万人x年収の3割

といった巨大業界ですので、転職・再就職を希望するあなたにとっても無視できない業界であり、利用しない手はありません。

 

反面、求職者にとっても求人企業にとっても競争の激しい世界なのです。

3.これからのキャリアに合った業種・職種を選択する

このような中で、どうしたらあなたが転職・再就職を成功させることができるのでしょうか?

そのポイントは「あなたが貴重な経験をもった中高年」であると言う事。
これがあなたの強みなのです。

 

いかにして、「乱立する転職サイトの中で、いかにあなたの強みを生かしていくのか」

がポイントになりますが、それには

 

  • あなた自身のスキルを棚卸する(ポータブルスキル)
  • あなたの強みを明らかにする(あなた独自ビジネスモデルの構築)
  • 同業種、同職種に拘らない「キャリアチェンジ」を目指す

 

がとても重要なのです。

 

■まとめ

 

40歳からの転職を失敗しない為のポイントについて、色々とみてきましたが、

その要点は、

 

  • まずは人脈を活用することが失敗しない転職の秘訣
  • 転職サイトを活用する場合には、人材サービス業界のことを知る
  • 転職サイトの事を知ったうえ、自分に合ったサービスを活用する
  • 自分のスキルと強みを明らかにし、認識する
  • 異業種、異業界へのキャリアチェンジを目指す

 

でした。

 

私と共に、ポイントを一つ一つ明らかにし、転職の成功に向けて進んでいきましょう。